独り言,  読書空間

探し続けて

すごい詩人の物語 
山之口貘詩文集 人生をたどるアンソロジー 山之口貘

昨年の7月19日(著者の命日)に発行されたアンソロジー、なかなか読めなくて、やっと読みました。丁寧なつくりの、行き届いた本です。

詩はもちろんいいんだけれど、時代を感じさせる言葉が、吟味され削られていることで、今ではわかりづらいところもあって、むしろ小説の方がわかりよい。歌になった詩はまだわかりやすい。「唇のやうな良心」とかいいです。