ほぼ日記, 独り言, 読書空間 此道や行人なしに秋の暮 2020年10月12日 / わたしの芭蕉 加賀乙彦 加賀さんの本をたぶん初めて読みました。小説ではなくて、それがこの本、いっしょに芭蕉の俳句の推敲を跡追いしました。ひらがなか、漢字かカタカナか、その凄まじい推敲の跡。その結果、著者に 芭蕉は美しい日本語の世界に遊ぶ楽しみを私に教えてくれた。まえがき ととまで言わせる。 芭蕉の名句はほとんど諳んじていても、推敲の跡までは追っていませんでした。蕪村が好きで蕪村ばかり読んで、最近になって、毎日子規を読んでいます。二回り上の加賀さんの年まで生きれたら、そこに芭蕉が加わって楽しみが増えました。