独り言,  読書空間

魚は机を濡らす

歌集 月を食う 佐々木定綱

栞には、「自身の生きる肉声」とあるが、拙くても粗くてもいいけど、ほんとに「生きる肉声」なのか?ぶれない現実認識があるのか? 2回ぐらいでは、読んでもやっぱりわからない。いつかこの歌集の中の一首を暗唱する日が来るとは思わない。第62回角川短歌賞受賞。