読書空間
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ここに言葉があった
定本 私の二十世紀書店 長田弘
40年の時を経ての再読です。(前は中公新書版)40年前にも、「私の二十世紀書店 目録」(150冊ぐらいのリスト)をコピーして、読書計画をたてたと思われます。その選択が今回のとよく似ています。ここから始めます。
二十世紀という時代の読みかたを、一人のわたしに親しくおしえてくれた本たちについての本である。...日本語に訳されている本だけをここにとりあげたのは、それが日本語で読める世界の言葉だからだ。
あとがき -
妻社長メソッド
定年ひとり起業 大杉潤
定年(実際には定年前に準備して)ひとり起業という働き方の提案、ノウハウのすべて。目から鱗の指摘満載です。
会社を畳んで、お助けマン会社員に戻り、70歳定年を迎えた私に勇気を与えてくれる本です。少しデータ(定年制)が古いところもあります。新しい版も出ていますが未読です。内容に問題はありません。
画期的なスキーム『妻社長メソッド』は、ビジネス書(坂下仁「いますぐ妻を社長にしなさい」)から得た知恵だそうです。
本題とは関係ありませんが、10年間、介護施設の管理者を勤めた者から、第7章の「介護認定の件」は間違っています。今少しの勉強を望みます。
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歩いて集めたなにわの底力
大阪がすごい 歯黒猛夫
歩き回って、あらためて見えた大阪の底力。異論はありますが、納得の300頁、よく歩きました。
柏原生まれ、藤井寺に42年、河内長野も14年目になった私は、高校・大学も大阪で、大阪から出たことが無く、ラン&ウォークしか興味が無いので、暗峠も天王寺七坂も、百舌鳥・古市古墳群も、磯長古墳群も竹内街道も、みんな走りました。
古地図や錦絵、古写真が秀逸です。
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あとがきはまだ
あとがきはまだ 俵万智・渡辺祐真
解説付き選歌集です。短歌は苦手ですが、俵万智さんまでは何とかわかります。久しぶりに堪能できました。撰歌と解説は別基準とは言い条、そこがいいところでもあり、ひっかかるところでもあります。
内容とは関係ありませんが、はじめに、俵さんが過去に刊行された選歌集が、現在流通していないことに触れられています。私は基本、本は図書館で借りて読むので何の支障もないのですが... -
文献リスト
定年後に読む不滅の名著200選 文藝春秋編
文藝春秋の過去(2009春、2010.5、2011春、2012.11、2014.5)の記事からの選集、従って新しい本は無い。撰は可も無し不可もなし。50冊ぐらいは既読だがもう一回読むべきか?
定年退職後、読書計画や文献リスト、A4ファイル(120枚綴)×2冊+未綴のA4ペーパー1,000枚(高さ16㎝)の見直しを進めています。何を読むべきか、参考にと手にしました。