独り言
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現実には、意味がないのだ。
MISSING 失われているもの 村上龍
ほぼ同時代を生きてきた村上龍さん。熱心な読者ではないけれど、『飛行機の音ではなかった。』(限りなく透明に近いブルー)の衝撃は、今も鮮烈に覚えている。40年以上前の話だ。
昔だったらまず読むことがない、ストーリーというものが希薄な、自省、自問、追想の書だが、年の所為か妙に納得してしまう。冒頭からぐんぐん引き込まれる熟練の技。内容は違うが、高村薫さんの『土の記』が身につまされる年になってしまったんだな。
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やっとシャープマスクに当選
6月3日、6回目の抽選で、ようやくシャープのマスクに当選。今となってはかなり割高ですが、国産だし、すぐに購入手続きをしました。購入手続きはしたものの、ずっと出荷準備中で、配送はどうなっているんだろう。
6月5日現在の注文合計は、814万6289件だそうです。ちなみにアベノマスクは、5月28日に2枚配達されました。
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もう一度 モジリ
もう一度倫敦巴里 和田誠
1977年8月に、「話の詩集」より刊行された『倫敦巴里』の増補・再編集版ですが、見た目はそっくり、こんなことできるんですね。もう一度とするところがね、乙です。
贋作漫画集もふとどき風土記ももちろん雪国シリーズも面白いです。ただ今となっては、故人も増えて、私でもわからない人があります。
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真実を見きわめるのに
茨木のり子 自分の感受性くらい(別冊太陽 日本のこころ277)
改めて読んでみて、やっぱりいいです。63編の詩が散りばめられた茨木のり子のすべて。何より紙面が大きい。時代を実感させられるのは、「タバコ」、黒電話、三年日記の縦書き。影響されやすい私は三年日記(横書き)を買ってしまいました。写真がすばらしい(小畑雄嗣)
今までも何回か茨木のり子さんの詩を取り上げていますが、今月の月報に「歳月」を載せよっと。
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108日ぶり
大阪府が新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言区域から解除されたことをを受け、久しぶり(108日ぶり)に電車通勤をしてみました。年明けから徐々に車通勤が増え、3月以降は完全に車通族です。車内は貴重な読書タイムなので、できればはやく元に戻したい。
リモートワークや休校、時差通学が増えたのか、人はかなり少なく快適。さすがに全員マスク着用です。