• ほぼ日記,  独り言,  読書空間

    新しい野生 THE NEW WILD

    外来種は本当に悪者か?フレッド・ピアス

    ニュー・ワイルド(新しい野生)をキーワードに、外来種浄化を主張する環境保護の自然観(熱帯雨林、湿地,サンゴ礁といった完成された不変の生態系で、生物は独自の役割を果たしている)を、リセットしよう。

    少し古いですが、「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」とか言うTV番組が大嫌いで...

  • 独り言,  読書空間

    共存へ向けた関係刷新の道

    侵略者は誰か? ジェームズ・スタネスク ケビン・カミングス

    『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』とか、なんか変だと思って見ていました。原題は『Ethics and Rhetoric of Invasion』、外来種駆除の根幹をなす軍事的・排外的論理を問い直し、動植物との共存へ向けた関係刷新の道を探る論考集。やっと読み終えました。

    越境する生命たちの運命は、科学と政治だけに委ねられる事柄ではない。それは文化の問題であり、言説の問題であり、正義と倫理の問題でもある。

    訳者あとがき 井上太一

    ピーター・ケアリーの『異星の快楽』(The Pleasure Bird 後 Exotic Pleasures ?)、PBも手に入り難くそうだし、(Kindle にはあり)どこか翻訳お願いします。写真はオオカバマダラ。