-
島泉丸山古墳か岡ミサンザイ古墳か
-
スクワット しゃがんだままで 立てません
シルバー川柳10 全国有料老人ホーム協会+ポプラ社編集部
スクワットをしていたら、中腰が維持できず、しゃがんでしまって立ち上げれない。ととれば何とか意味は通じますが、何か物足りない。
それとも、スクワットしようとするが、何かの都合でしゃがんだ際にそのまま立ち上がれないということか。突っ込みどころ満載ですが、まあいいか。
-
急ぎすぎ
われもまた天に 古井由吉
未完の遺稿集。何作か読んだことはあるけれども、それほど熱心な読者ではない。なのにたまたま手に取った遺稿集がとても身につまされる。亡くなられる半年前まで現役で書き続けておられたとは感服します。残念です。
こちらが年を取ったせいか、若いころには理解できなかった多くの言葉が身に沁みます。
-
サトウキビ畑の小道
赤い砂を蹴る 石原燃
劇作家、石原燃さんの初めての小説。芥川賞候補になったということですが、まだ小説の言葉としてはコナレていない感じでところどころ引っかかってしまいます。でも何かいい感じ、その中では気に入ったフレーズ。
どんな感情も、痛みも、見ないようにしていさえすれば、なかったことにできる。そうやって、私はいつのまにかとても鈍感な人間になっていた。
92頁そして赤い砂を蹴る。ぽんかんはブラジルでも栽培されているそうですが、晩白柚もあるんですかね。
-
逃げるが勝ち
杳冥 チンギス紀 八 北方謙三
前巻でようやく動き出した話は一気に進む。モンゴル族を統一(と紹介文にはあります。どこまでがモンゴル族で、他国との違いが、いまだにわかりませんが)した、テムジンが、草原の覇者、ケレイト王国のトオリル・カンを薙ぎ倒す。
戦闘場面も増えて、テンポよく、休みを利用して一気に読み終えました。話が膨らんできて、なかなかフォローするのが大変。