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「記憶の解凍」プロジェクト
AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 庭田杏珠 × 渡邉英徳
カラー化することがいいのか、蘇らせる必要があるのか、はわからない。疑問だけれど、AIとカラー化の技術は間違いなくすばらしい。
題名に「・・・よみがえる戦前・戦争」とあるのだから、文句言うほうがおかしいのでしょうが、やはり写真の選択に違和感があります。
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深度合成
もっと美しき小さな雑草の花図鑑 大作晃一:写真 多田多恵子:文
「美しき小さな雑草の花図鑑」の第二弾。もっととはよく付けました。
深度合成、初めて聞く言葉です。写真のことはよくわかりませんが、手前から奥まで広い範囲の被写体全面にピントが合う手法だそうです。この手法を駆使して撮影された雑草の花の写真。ファンタスティックとしか言いようがありません。文がとぼけていてまたいいです。
これは私の携帯で撮った「ノボタン」、深度合成ではないので、細部までクッキリとはいきません。接写用カメラは持っていませんが、すぐに影響される私は、スマホ用マクロレンズというのがあるらしいので、探してマクロ撮影に挑戦します。
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THE NORTH WOODS
ノースウッズー生命を与える大地 大竹英洋
写真はどれも素晴らしい。どうやって撮ったのか想像できない俯瞰の構図であったり、クローズアップであったり、他にない一瞬を捉えた写真の数々。特にクレジットはありません。
これでいいと思います。写真集にアイキャッチ画像をつけるのも変ですが、このブログのテーマの特徴なのでとりあえず。
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ふたりの戦場カメラマン
キャパとゲルダ ふたりの戦場カメラマン マーク・アロンソン&マリーナ・ブドーズ
キャパの本や写真はいくつか読んだり見たりしていますが、ゲルダの写真は初めてです。何故今二人の伝記なのかと思いましたが、それについては著者が語っています。
キャパとタローの伝記を書くことは、自分の原点にさかのぼるようなものでした。
マーク・アロンゾ この本を書くに至った経緯大切なのは、たとえ自分でもよくわかっていなくても、自分の可能性を見抜いてくれる人とであうことです。
マリナ・ブドーズ 「可能性を信じて」漢字にルビがふってあるのでおかしいなと思っていたのですが、中学生向けの本でした。人物索引、地図、年表他しっかりした内容で、少し難しいけど、これを読む中学生は頼もしい。
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あれから33年
チベット 祈りの色相、暮らしの色彩 渡辺一技
1987年3月25日、「チベットの仏教寺院を訪ねる旅」に参加した渡辺さん。以来通い続けて33年、すっかり変わってしまったけれど、『消えゆく面影を記憶に留めて、写真に残しておきたかった。』という。「ツァンパで朝食を」を再編集したものなので同じ写真だけれど、切り口が違うと違って見える。
出版社が違うのにいったいこれはどういうことなのだろう?頭巾の刺繍が素晴らしい。