独り言,  読書空間

標準世帯の黄昏

朝晩 小川軽舟

句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められているそうで、2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。 第59回俳人協会賞を受賞された記事を読んで再読。(初読は去年の11月)

新しい季語(新豆腐、新蕎麦は聞くけど、私が知らないだけ)を知りました。蟻めくという言葉はわかりません。妻、母、父、子の句が多い。

私の中の2句、「白菜に水道の水かがやける」と「正月の仏壇小さき父の家」 。