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もう一度 モジリ
もう一度倫敦巴里 和田誠
1977年8月に、「話の詩集」より刊行された『倫敦巴里』の増補・再編集版ですが、見た目はそっくり、こんなことできるんですね。もう一度とするところがね、乙です。
贋作漫画集もふとどき風土記ももちろん雪国シリーズも面白いです。ただ今となっては、故人も増えて、私でもわからない人があります。
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真実を見きわめるのに
茨木のり子 自分の感受性くらい(別冊太陽 日本のこころ277)
改めて読んでみて、やっぱりいいです。63編の詩が散りばめられた茨木のり子のすべて。何より紙面が大きい。時代を実感させられるのは、「タバコ」、黒電話、三年日記の縦書き。影響されやすい私は三年日記(横書き)を買ってしまいました。写真がすばらしい(小畑雄嗣)
今までも何回か茨木のり子さんの詩を取り上げていますが、今月の月報に「歳月」を載せよっと。
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108日ぶり
大阪府が新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言区域から解除されたことをを受け、久しぶり(108日ぶり)に電車通勤をしてみました。年明けから徐々に車通勤が増え、3月以降は完全に車通族です。車内は貴重な読書タイムなので、できればはやく元に戻したい。
リモートワークや休校、時差通学が増えたのか、人はかなり少なく快適。さすがに全員マスク着用です。
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わたしは何でできているのだろう
誰も気づかなかった 長田弘
久しぶりに訪れた図書館、新刊コーナーで長田弘さんの本を見つけ手に取る。図書館も元の日常に戻りつつありますが、まだ貸し出し等のみのところが多い。
残された連作の断章、なくなられてもう5年になるのですね。最終連、
きみは何でできている?
誰も気づかなかった Ⅷいや、実際のところ、わたしは何でできているのだろう。