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葬送の儀礼
土に還る 延べ送りの手帖 中島美千代
葬送の儀礼の記録ならわかりやすいのですが、そこに「信仰」と「癒し」が加わるといっぺんにわかりにくくなります。雑多なものを詰め込みすぎの感があります。
はじめに、Ⅱは別建てがいいし、葬儀ビジネスのところは少し簡略過ぎるのでは。
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本音の歌
田辺聖子の万葉散歩 田辺聖子
1927年に、主婦之友社が「萬葉百種繪かるた」制作のために選出した百首を田辺聖子さんが読み拓いてゆく。四千五百十六首の中の百首だけれども、恋の歌は特にいいです。
いさましい歌を言上挙げしつつ、一方で本音の歌を当時の人々は支持していたのではなかろうか。この「萬葉百首選」には『万葉集』と当時の国粋主義との蜜月を示す作品も採られているけれども、恋歌も叙景歌もひとしく拾い上げられて、当時の人々の目くばりがゆきとどいていることを思わせる。
10頁子規、芭蕉の次は「万葉集」、楽しみが増えました。
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目から鱗
カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か? 松原始
が落ちる記述満載です。読みやすく面白いです。でもね、しばらくするとまた鱗がね、目を覆っちゃうんですね。残念ながら。
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法定6ヶ月点検
プロケア10点検
マツダの軽自動車(製造はスズキ)ですが、販売店でトヨタのメンテナンスパックに加入しているので、タイヤ他10項目の点検をして、特に問題なし。オイルはボトルキープしているので別途交換。走りは調子よくなった気がします。
ただ、前回車検で壊れているのがわかった「リアシェイド」の部品は、見積もりしてもらったら3万円で、納期が何と来年2月だって...やりません。
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古くても新しい
昔に戻って
レコードも引っ越しの際に処分したし、ミニコンポしかないので、長いこと、ゆっくり音楽(CD)を聴くことがありませんでした。今日は思い立って、少ない手持ちのCDの中から、モーツァルトの交響曲第41番を聴きました。
演奏は、フランス・ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラ。35年前のライブ録音です。何度聴いてもすばらしい。