読書空間
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「大和撫子の高潔」って?
ふゆのね 立山紘
北海道をはじめ各地のすばらしい冬の写真集。新聞広告で見かけてさっそく手に取りました。
休みの日はゆっくりしたいので写真集がおススメです。しかし、写真だけで十分なので陳腐なキャプションはない方がいいです。
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100冊の歌集
先日読んだ「短歌の詰め合わせ」に100冊の歌集が取り上げられていました。
リストを作って調べてみると、市と地域の図書館で借りれるのが10冊、大阪市と府の図書館で41冊、全集に含まれるのが22冊、あとの27冊は国立国会図書館にしかありません。国立国会図書館の本も借り出しできますが、なかなか面倒です。
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IN THE MOUTH OF THE WOLF
たいせつな人へ マイケル・モーパーゴ
モーパーゴは初めて、印象的な表紙に誘われて手に取りました。90歳の誕生日を迎えたフランシス・カルマツの回想で綴る伝記体裁の絵本。小学校高学年からだけど大人も十分楽しめます。(By The Guardian)絵は、Barroux、「ぞうさん、どこにいるの?」とはタッチがまったく違って、題材にあわせたのか、ノッペラボーな顔、これがなかなかいいです。
残念なのはタイトル、表紙は原題を視覚化したものだし、本文にも記述があるのに、何とかならなかったのかなこのタイトル。
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”恋”ならば少しはわかる
短歌の詰め合わせ(ことばアソート)東直子
一風変わった短歌の案内書。わかるのではなく、わかったような気にさせる?さすが東直子さん。若井麻奈美さんのイラストが素敵です。穴埋め問題ほとんどできなくてガッカリ。
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悶え神
石牟礼道子全歌集 海と空のあいだに 石牟礼道子
600首を超える短歌が収められている。わかりやすい歌が多いが、中には解説にあるようにエネルギーに満ち溢れ、イメージが豊かすぎて、わかりづらいものもある。
私は他の石牟礼作品に通じるそのシュールというか、”祝祭的” なところがとても好きです。特に若いころ、私が生まれた昭和28年前後の歌が気に入っていりました。