-
此道や行人なしに秋の暮
わたしの芭蕉 加賀乙彦
加賀さんの本をたぶん初めて読みました。小説ではなくて、それがこの本、いっしょに芭蕉の俳句の推敲を跡追いしました。ひらがなか、漢字かカタカナか、その凄まじい推敲の跡。その結果、著者に
芭蕉は美しい日本語の世界に遊ぶ楽しみを私に教えてくれた。
まえがきととまで言わせる。
芭蕉の名句はほとんど諳んじていても、推敲の跡までは追っていませんでした。蕪村が好きで蕪村ばかり読んで、最近になって、毎日子規を読んでいます。二回り上の加賀さんの年まで生きれたら、そこに芭蕉が加わって楽しみが増えました。
-
神仏混淆の遺産
ラン&ウォーク 赤坂上之山神社
足底も痛いし、太腿も張っている、天気の回復を待って、今日は軽く足慣らし。いつもの向かいの丘へ、中学校の南にある神社まで行きました。神社に参拝するには、寺の境内を通る必要があります。典型的な神仏混淆の跡が残るお寺と神社。お寺の羅漢像がいいです。
周遊道路を一周して帰るつもりでしたが、例によって道を間違え、往路に逆戻り。
-
古いのも、新しいのも
忘れてしまったのも
この間借りたCDをゆっくり聞く。古いのは、リッキー・リー・ジョーンズの「浪漫」(1979)、続いて、シェリル・クロウの「チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ」(1993)、そして「ノラ・ジョーンズの自由時間」(2010)。車の中で聞き流すのとは違ってみんないいです。
「ノラ・ジョーンズの自由時間」を聴いていると、どうも前にも聴いたような気がしてきて、パソコンの中を調べると、iTunesの中に入っていました。忘れていたのはショックです。
-
逃げるが勝ち
杳冥 チンギス紀 八 北方謙三
前巻でようやく動き出した話は一気に進む。モンゴル族を統一(と紹介文にはあります。どこまでがモンゴル族で、他国との違いが、いまだにわかりませんが)した、テムジンが、草原の覇者、ケレイト王国のトオリル・カンを薙ぎ倒す。
戦闘場面も増えて、テンポよく、休みを利用して一気に読み終えました。話が膨らんできて、なかなかフォローするのが大変。
-
日本遺産の案内はいいけれど
ラン&ウォーク 天野山 金剛寺
くもり空で、走るのにはちょうどいいと、金剛寺まで足を延ばしました。前回道を間違えたところでしっかり右折し、苦手なトンネルを抜け、突き当りの「河内長野かつらぎ線」を一旦滝畑へ向かい、日野で右折。結構きつい坂を登る。このあたりはほとんど歩き、まだ坂を走って登るのは難しいです。
天野山 金剛寺 日本遺産はめでたいことで、拝観料の案内もしかたのないことですが、あまり目立つと興醒めです。